医師の妹が見た悪びれない病院のパワハラ

妹が医師をしていますが、病院のパワハラは悪びれないものらしいです。パワハラの事例は「暴力的な行為や脅迫めいた言動をする」、「不利益扱いなどで脅す」、「勤務時間外に飲み会などを強要する」が大半を占め、事例としては一般的です。ただ、医師のパワハラでは、この度合いが異常だと聞きました。去年の中頃から共に働いている方は、前の病棟でパワハラ的に通報があったそうなので、自分も注意しないといけなそうです。

妹が医師として体験したのは、必要以上に厳しい指導や大声で怒鳴るということです。医師に限らずパワハラだと思いますが、休暇を認めない残業手当をつけない等法違反強要するというのは、日常化していてパワハラとは告発されないかもしれません。特に、先輩と後輩という関係では普通の会話になっており、当人たちにパワハラの自覚はありません。医師は賢いので、仮に書いたようなことをしても被害者が嫌がっていることを理解させるのが難しいことを理由にして回避してしまうと思われます。

それどころか、医師の現場の文化として管理者が弱腰になることを主張して、行動を正当化しようとします。実態として、防止のための啓発パンフレット等配布、当事者間の調整・仲介は存在しているだけで機能していません。これはある意味、医師として働く以上、許さねばいけないかもしれません。

前に、蟹江敬三、渡辺謙、賀来賢人、内村光良、浅香光代、中谷美紀、天海祐希、川栄李奈あたりが出演していた病院のドラマが医師のパワハラとして生々しかったですが、放送の内容は、割りと正しいと思います。さらに何年も前ですと宇梶剛士、椎名桔平、青木崇高、アントニオ猪木、小島瑠璃子、高橋愛、麻生祐未、小林麻耶のドラマや、山寺宏一、吉田鋼太郎、秋元才加、佐藤藍子のドラマがありましたが、内容に差異がないことを見ると、医師の現場にはパワハラが常識的にある事実なのだと思い知らされます。

医師は基本的に忙しいので、健康を損なう医師が多いようです。体が壊れ、精神を病み、パワハラに走るようです。ただ、改善に向けた取組みを行うようにもなっており、チェックリストも配布されています。例えば、あなたが管理職であれば「自分は短気で怒りっぽいと思う。」「学校やスポーツで体罰をする指導者の気持ちは理解できる。」に合致したらパワハラとされます。また、職場が「業務上のノルマが厳しく求められ、目標が達成できなかった時のペナルティが大きい。」「上司に対して、意見や反論は言えない雰囲気だ。」に合致するのであればパワハラの発生率が高くなります。

また、自分自身に目を向けるとどうでしょうか。「最近、集中力が落ちて、仕事でのミスが増えたように思う。」「自分は今の仕事に対して能力が足りないと思うことが多い。」に当てはまる場合は、精神的に辛い状況です。すでに「部下のミスに対し、人前で強い口調で叱責する。」「いつも終業間際に過大な仕事を課す。」「交際相手の有無を聞かれ、結婚を推奨する。」の1つでも受けていれば、パワハラを受けていると考えて問題ありません。これは、医師に限らずです。

ネットを見てると、転職した医師への追跡調査で、順天堂大学順天堂医院、大分大学病院、KKR東北公済病院の評判が高いことが分かりました。私も、実際に働く医師に評判のよい職場で働きたいです。

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